【インタビュー】中国出身初の議員を目指す「歌舞伎町案内人」李小牧さんに直撃取材

アセットカフェでは、日本と中国を股にかけて活躍する会社及び人物のインタビュー記事を掲載しております。
第1回は、1989年に体ひとつで来日し、独自の視点から日本を伝えるジャーナリストとして活躍。
また一方で、日本の故郷となる新宿をこよなく愛し、外国人向けに歌舞伎町の魅力を伝え続け、遂には歌舞伎町の案内人として中国、そして日本で注目を集めている李小牧さんにスポットを当てました。

4月の選挙では当選できず

早速ですが、今年2019年4月、新宿区議会議員選挙に出られておりました。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はい。また落選してしまいましたが。
ただ、李小牧さんは、世界を招く新宿へと言うキャッチコピーで、新しい日本のあり方に問いかけを与えたと思います。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
そうですね。私の住むここ新宿は、日本社会の21世紀の社会の縮図だと思っています。だからこそ、後手になることなく、新宿発信で新しい、外国人と日本人が互いに理解し交流する、国際的な新宿を作りたいと思っています。

思っていますとは、今も思い続けている、ということなんですね
編集部
編集部
李小牧
李小牧
もちろんそうです。

意外にも歌舞伎町案内人は母国でバレエダンサーで活動していた…..

ありがとうございます。選挙についてのお話しは後ほどまたお伺いすると致しまして、まずは李小牧さんを初めて知った人に向けて、改めてご紹介をいただければと思います。よろしくお願いします。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はい、よろしくお願いします。まず私は、中国湖南省にて1960年に生まれました。兄弟は兄と姉がおります。実は長らく、バレエダンサーとして活動していたんです。
そうなんですね。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
その後、文芸誌の記者、貿易会社にて働き、1988年に日本に来ました。留学生としてです。

ここから日本の生活が始まったのですね。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はいそうです。文芸誌の記者ということで察しがつくと思いますが、ファッションの分野が好きで、日本では留学生としてファッションの専門学校に通っていたのです。
なるほど。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
そしてその後は、ファッションに関する記事を書いたり、カメラも使い特派員として10年ほど、メディアで活動していました。
それで、その後もコラムを書いたり、中国の番組でレギュラー出演をしたり、本を出したりすることも出来たのですね。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はい、メディア系の仕事についてはここでしっかりマスターできたと思います。

歌舞伎町の案内人が中国のTV番組にレギュラー出演を果たした

一方で、歌舞伎町案内人としても活躍されていました。外国人向けに歌舞伎町にある色々な飲食店やお店を紹介していたと聞きます。この辺り、何かエピソードありますか?
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はい、もちろんあります。私は北京語のほかに、英語、韓国語、そして広東語も話すことができます。実際に歌舞伎町は、もちろん怖い場所もありますが、場所をしっかりと把握していれば、
本当に面白い所がたくさんあります。そして、どこで知ったのか、そのような場所に行きたがっている外国人も、当時ですら沢山いました。
ただ、とは言ってもここは歌舞伎町。案内人がいないと、迂闊に踏み込むことのできない待ちです。そのような状況を味方につけて、私は歌舞伎町で活躍することができました。

ありがとうございます。歌舞伎町に李小牧の原点があったということですね。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はい、そうです。そして同時に、この知れば知るほど魅力的な歌舞伎町を通して、他の外国人の方にとっても日本を知るきっかけになったらいいなと。この頃から少しずつ考え始めていました。」
その後も李さんは新宿で活躍しました。その間中国日本香港台湾で合計21冊の本を出版。先ほども触れましたが、中国の番組にもレギュラー出演し、さらに雑誌でコラムを書いたり、そして夜は引き続き歌舞伎町の案内として、とても忙しい日々を過ごしてきました。
編集部
編集部

他人のお店ではなく自分のお店へ案内したい、念願の店舗をオープン

李小牧
李小牧
たしかに、忙しかったと思います 笑。
そしてさらに、今から12年前2007年、ようやく自分の飲食店、湖南菜館をオープンさせましたね。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はい、念願の店舗でした。最初は立ち止まることもありましたが、メディアの発信力が要因でお客様は増え続け、お店には、私のことを知る中国の人たちが中国から旅行のついでに、お店に寄ってくれることもあります。

観光客の方が多いのですか?
編集部
編集部
李小牧
李小牧
観光客の方も多いです。日本に旅行に来て数日すると、味の濃い中華料理が恋しくなるようです 笑。
あともちろん、日本に在住する中国の人、そして辛いもの好きな世界中の人たちにも非常に人気があります。なにしろ、湖南料理は辛いですからね。でも、その分、非常に体に良いとも言われています。

選挙には負けたけど、人生に負けたわけじゃない

ありがとうございます。では、少しここで話を進めさせてください。2014年に李さんは帰化しました。そしてドキュメンタリー映画『選挙に出たい』がきっかけで実際に出馬するも落選。今回、2019年、改めて選挙に出馬するもまた落選。思った通りにはいきませんでした。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はい。ただ、選挙には負けましたけど、人生に負けたわけじゃないんです。私は今も、定住外国人と日本人による共生社会を、新宿から発信したいと考えています。互いに理解し、そして交流する国際的な新宿を。
選挙には負けたけど、人生に負けたわけじゃない。とても重みがあって、心に響く言葉ですね。
編集部
編集部

李小牧
李小牧
ありがとうございます。自分の経験と、これからの日本社会のあり方。そういったものを考えた時、私はやはりこのフィールドで主張を繰り返し、選挙を続けていきたいと思っております。

どこまでも前向きに

でも、また4年間長くはないですか。次回選挙の時は、オリンピックも終わっています。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
もちろん長いです。でも、ゴールを決めた時、やるべきことも明確になります。そしてそのやるべきことはすでに沢山あります。
特に私は、これから新宿を、そして日本をインバウンドで潤すために、私の得意な「情報発信」という武器を使って後見していきたいとと考えてます。
私は、日本が大好きだから日本に帰化しました。そしてもちろん、新宿が大好きです。
新宿に居住する皆さん、そして定住外国人の皆さんが共存できる社会に向けて、少しでも実益に結びつくように活動していきたいと思います。

何かをされる予定があると言う事ですね。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はい、あります。私には微博という中国版ツイッターで30万人を超すフォロワーがいます。そのSNSの力を使いながら、自らが街の広告塔として、役に立っていきたいと考えております。
わかりました。楽しみにしております。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
はい、楽しみにしていてください 笑
今日はありがとうございました。
編集部
編集部
李小牧
李小牧
こちらこそ、ありがとうございました

編集後記:

後日、李小牧さんさんより連絡をいただき、「李小牧チャンネル」をスタートさせることにしたから、取材記事に情報を入れてほしいと連絡があった。李さんの動きは本当に早い。話を聞き、必要なこと判断したら一週間かかるようなことも数時間で仕上げてしまうほどの速さだ。インバウンドとして活用するという「李小牧チャンネル」。今後何がそのチャンネルから飛び出してくるのか。その日が待ち遠しい。

【李小牧】


日本の政治家、作家、ジャーナリスト。中国・湖南省出身。1988年に留学生として来日し東京・新宿区の歌舞伎町にてガイドとしても従事。外国人専門の観光ガイドを行いながら、作家としても活動しニューズウィーク日本版などの雑誌にコラムを寄稿した実績もある。
現在は新宿区議会議員を目指し、孤軍奮闘中。
公式ホームページ
ドキュメンタリー映画『選挙に出たい』公式サイト – きろくびと

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