【コラム】北京冬季オリンピックから始まる相乗効果のある文化交流

アメリカと中国の関係が微妙な今、日本は政治・経済共に中国とは慎重な姿勢で向き合っているのが現状です。しかし、北京冬季オリンピックは、ひとつの大きなターニングポイントになるのでは、と多くの関心が寄せられています。

この記事では、中国滞在経験のあるライター・BILLIKENが、これからの日中関係について考察しています。

北京冬季オリンピックがターニングポイントに

オリンピックは平和の象徴です。中国はオリンピックを活用して、さらなる飛躍を望んでいることでしょう。それはスポーツだけでなく、政治、経済、文化など、相互的な意味も含まれています。その思惑は、中国だけでなく、日本をはじめとする関係国も同じような期待をしているのではないでしょうか?

しかし、中国の国家情勢においては、まだまだ海外の文化が受け入れられない部分はあるかもしれません。しかし、アニメや音楽、映画といった一般的なカルチャーにおいては、今のところ何の支障はありません。むしろ、近年では制作面においては、スマートフォン、タブレット、通信網などインターフェースにおいては中国の方が優れているのが実態です。日本は、こうした中国のインフラをバックボーンとして活用する動きになるのではないかと予測されています。こうした中国のインターフェースに合わせて発信を行うことによって、制作能力が向上し、日本の総合力が引き上げられることが想定されます。

もちろん、中国も日本の総合力向上と共に、レベルアップすることが考えられます。つまり、業界全体としての相乗効果を図ることが期待できるのでは、と大きな関心が寄せられています。

相乗効果のある交流が世界を変える

政治については、北京冬季オリンピックの後もまだまだ微妙な状態が続くかもしれません。しかし、こうした糸口さえ掴めば、経済においても間違いなく活性化する事でしょう。望むべくは、文化人だけではなく、学生などもどんどん日中交流を行い、お互いの相乗効果を加速させるような取り組みを行うことが理想です。

経済や文化を優先させて交流を進めることによって、後から政治もついてくると言うサイクルができると予想されます。今はまだ難しいかもしれませんが、こうした地道な文化交流が、世界の情勢を良い方へ導くのではないかと考えています。

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執筆:BILLIKEN

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