海外留学経験者が持つ、留学中の悩みのひとつが「健康面」についてです。
この記事では、中国滞在経験のあるライターBILLIKENが、海外留学における健康について考察しました。
留学にも大きく影響する「健康」
留学先での活動の基本は、まず体力であることを考えると、健康面は無視できない問題でしょう。健康が全ての基本であるのは当然ですが、医療体制が充実している日本と違い、海外の医療事情は様々です。先進国の都市部への留学であれば、それなりの医療体制が期待できますが、地方への留学や、発展途上国への留学となると、日本並みの医療水準は期待できないことも多いでしょう。調査によると、特に40歳以上からの留学では、健康に関する悩みを留学中の問題として挙げる人が多くいるようです。
実際に、健康面におけるトラブルになったケースを想像してみましょう。そもそも、体調不良は突発的に襲ってくるため、いつトラブルに見舞われるか分かりません。体調を崩してしまうと、気力も体力も無くなり、できることが限られるため、どんなに事前準備をしていても、実際にその通りに動くのは非常に困難です。また、体調不良の時は気持ちも落ち込み、何かと悲観的になりがちです。体の辛さに加えて、心の苦痛もどんどん増し、動けなくなってしまうこともあり得ます。日本にいるのであれば、適宜かかりつけの医者にかかったり、薬を購入したりと対処できますが、語学に不慣れな海外では、体調を相手に伝えるのも一苦労です。
海外での健康不安に備えるために
あらかじめできる対処方法としては、海外旅行(留学)保険に加入しておくという手段などがあります。特に留学生向けの医療保険は、医者にかかる時の医療費を補てんしてくれるだけではなく、体調を崩した時に専門家に相談できるサポートデスクが用意されている場合も。何かと心細くなる体調不良の時に、きちんと頼れる相手がいるというのは、それだけで頼もしく、十分な備えになることでしょう。
海外の医療費は、総じて日本より高額です。アメリカなど医療費の高い国では、軽い風邪で医者にかかっただけでも10万円以上かかることも珍しくありません。医療費への備えと万が一のときの頼れる相手を確保するという意味でも、健康面の悩み対策として保険加入は有力な選択肢だと言えるでしょう。
執筆:BILLIKEN
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