【コラム】日本への留学生の抱く悩み&困りごととは?

日本から海外へ行く留学生の悩みや不安は比較的想像しやすいかもしれません。しかし、反対に、日本に来る留学生の悩みや不安は、どのようなものがあるのでしょうか?

この記事では、中国滞在経験のあるライターBILLIKENが、日本に来る留学生の抱く悩みや不安についてまとめました。

日本への留学生が感じる複雑さ

政府の統計によると、日本を訪れる留学生のうち、もっとも多いのは中国人留学生。次に、ベトナム、ネパールとなり、アジア圏が上位を占めているのだそう。コロナ禍以前の平成30年の文部科学省の統計によると、中国人留学生の数は114,950 人でした。そうした留学生が揃って声を上げる日本の問題が、「行政サービスの煩雑さ」なのだそうです。特に、各自治体や役所の資料は複雑過ぎて、よく分からないという声が多いようです。そのため、各種手続きの際は、学校のサポートを介して行うそうですが、それでも苦労する人が後を絶たないのだそう。役所などの手続きは、日本人でも書き方や記入の仕方が分からないものも多いため、外国人留学生の方にとっては確かにハードルが高いのも頷けます。

また、もう一つ困ったこととして多く挙げられるのが、交通インフラの複雑さです。海外であれば地下鉄やバスの料金は統一料金が多く、駅名も番号や記号などで判別できるシステムになっています。しかし、日本では駅やバス停は地名や道路名、場所の名前になっており、行先に応じて料金が異なるため、非常に難しいという声が多くありました。また、電車の乗り換えも分かりづらく、大きな駅は迷路のように感じる留学生も多いのだそうです。

アフターコロナの日本はどうなる?

最後に挙げられたのが、マナーの厳しさだそうです。日本は、海外に比べてゴミ出しのマナーや、公共施設でもマナーに厳しく、注意を受ける留学生も多いのだそう。留学生によっては、「いつも監視されているようで息苦しい」と感じる人も多いのだとか。確かに、郷に入りては郷に従えという言葉もありますが、海外の留学生の気持ちも分からなくはありません。

現在は、コロナ禍で留学生の数は少なくなっていますが、アフターコロナになれば再び留学生が日本にやってきます。その時までに、日本はどのような体制で海外からの学生を受け入れるのでしょうか?

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執筆:BILLIKEN

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