ReeBenCorporationでは、コラム、レポートまたは取材という形態で、中国、中国人および中国ビジネスに関連する情報をお届けてしていきます。今回は、米中貿易摩擦動向について。
中国から米国への輸出は前年同期比8.8%減
ジェトロが2019年6月24日に配信した記事によると、2019年第1四半期三か月間の中国から米国への輸出は前年同期比8.8%減とのことでした。巷で見られるファーウェイ問題から予想されるスマートフォンや機械部品・付属品など、電子機器や機械類の減少幅が大きい用です。
輸入側が強いのか
このような精密機械及び部品は、米国の中国からの輸入も同様に減少しています。しかし米国にとっては別の国及び地域から輸入を増やし対応することとなり、主にベトナム、台湾、韓国、日本などがその恩恵にあずかっているとのことです。特にスマートフォンについては、ベトナムが前年同期比2.7倍、機械部品・付属品は台湾が2.9倍となるなど、増加幅が大きいです。
ASEAN諸国にとって絶好の機会
履物や腰掛などの軽工業製品も米国の中国からの輸入が減少しました。そしてその一方で、マレーシア、ミャンマー、カンボジアなど、ベトナム以外のASEAN諸国からの輸入が増えているようです。
執筆:Tatsuya.Okamoto
<記事ソース:ジェトロ海外調査計画課>
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