【コラム】魅力的な巨大市場・中国の抱える大国のリスクとは?

中国は巨大市場として世界からも注目を集めています。しかし、大国であるが故に、実にたくさんのリスクを抱えているのも事実です。

この記事では中国滞在経験のあるライターのBILLIKENが、中国市場のリスクについて詳しく解説します。

大国としてリスクを抱える中国

中国は市場経済を導入しているものの、中国共産党の一党独裁であり、民主主義国と異なる政治的不安要素を常に抱えています。近年は、香港や新彊ウイグル自治区やチベットにおける民族弾圧が、欧米各国から非難を浴びると言う状況も顕在化しています。

また、最近は中国とアメリカの貿易摩擦が激化。それにより、経済面のみならず将来の技術覇権争いの様相を呈しています。今後もアメリカの動向により、同盟国である日本が影響を受けるリスクも考えられます。

さらにリスクは中国への工場進出や委託生産を考えた場合にも。沿岸部の人件費の高騰など、東南アジアの発展途上国に比べて、決して好条件の拠点とは言えないでしょう。

それでも魅力的な中国の巨大市場

こうした背景の中でも、中国は世界の工場として注目を集めています。安い労働力を求めての展開ではなく、巨大なマーケットとして捉えている企業が数多くあるのです。

かつて私が勤務していた電子デバイス会社では、生産プラントとノウハウを中国に輸出すると言ったビジネスを行っていました。しかし、現在の電子産業では、電子デバイス分野において中国の追い上げが激しく、電子機器分野では中国独自の技術が日本を凌ぐほどの発展を遂げています。

こうした側面から、現在では中国を単なる生産拠点とするだけでは意味を持たなくなりました。世界のメーカーが中国に工場を展開する意義は、もはや安い工賃の生産拠点とするためではなく、中国向けの商品の開発・生産・販売をフルセットで展開するスタイルが必須となっています。

リスクを抑えた中国市場進出のポイントとは?

日本企業が、中国を巨大な市場としてビジネス展開する場合は、リスクをいかに低減して展開するかが重要と言えます。経済制度面でのリスクは、中国のWTO加盟以来低減していますが、現段階では政治的なリスクが常にあると言えるからです。

何かの拍子で反日感情が高まれば、かつて日本資本の商業施設が受けた破壊行為等が再び発生しないとも限りません。そうしたリスクを低減する一助として、日本企業は中国企業との合弁を考えるのもひとつの手でしょう。もちろん、中国企業と提携や合弁を行うには極めて難しい側面もあります。そのため、日本企業が中国市場に進出するためには、しっかりと中国展開の支援に長けたコンサルタントの指導等を受けながら展開する事が必要です。

リスクを認識して進出を考えよう!

ビジネスにおいて中国進出をする際には、中国でのビジネスの比率と日本やその他の国でのビジネスの構成比を勘案して、自社の体力しっかりと守る事も大切と言えるでしょう。

国によるリスクは、中国以外の民主主義国家の先進国でも皆無とは言えないのが現状です。イギリスのEU離脱やスコットランドの根深い独立志向はそれを示していると言えるでしょう。

それでも果敢に巨大市場としての中国へチャレンジする場合には、リスクを正しく認識し、リスク低減策を講じてから進出することが重要だと言えます。

中国進出無料相談受付中。お気軽にご連絡下さい

執筆:BILLIKEN

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