【コラム】アフターコロナの旅行需要は「清潔さ」がキーポイントに!

2021年に入っても、新型コロナウイルスの感染流行が沈静化しない状況です。日本への中国人観光客数は大幅に減少し、日本政府観光局が発表したデータによると、2019年には中国から日本への観光客数は959万人に達しましたが、2020年は前年比マイナス95%程度まで落ち込んでしまったようです。

この記事では、中国滞在経験のあるライターBILLIKENが、アフターコロナの対中国観光産業について考察します。

日本旅行を渇望する中国人富裕層

日本政府観光局の発表データによると、2019年1年間の、日本への外国人観光客数の約30%が中国人となっています。このためコロナ後のインバウンド需要を盛り返すためには、中国からの観光客を呼び戻すことが必要不可欠だと言えるでしょう。

中国人と連絡を取り合う際に、必ず彼らから言われるのが「日本旅行に行きたい」という言葉です。彼らとはメールや電話で連絡を頻繁に取り合っていますが、特に中国の富裕層からは、今でも日本への観光旅行を熱望する声が挙がっています。

すみずみまで「清潔」な日本のイメージ

彼らに、「どうして日本に旅行したいの?」と聞くと、彼らは口を揃えて「清潔さがあるから!」と応えます。なかでも、トイレが非常に清潔で快適だったという声が多くありました。ある中国人は、何度か家族で日本へ旅行へ行った際、百貨店や街中のトイレだけでなく、京都のお寺のトイレに至るまで、キレイに清掃されていたことに実に驚いたそうです。

百貨店のトイレは2時間や3時間おきに清掃員が訪れ、丁寧に清掃。客と顔を合わせると、清掃員がお辞儀をして挨拶をすることにいたく感動していました。また、お寺のトイレも同様に感動したようで、山沿いに立地するトイレさえ清潔を保っていることに驚きを感じたそうです。彼らは、トイレの清潔さに感動し、家族一同が口を揃えて「観光旅行をするなら清潔な日本が良い」と話すのだそうです。

観光旅行の新基準は「清潔さ」

なお、新型コロナウイルスが流行している現在でも、中国人富裕層の間では、日本旅行信仰があるのだそう。ある中国人は「日本人ならば新型コロナウイルス対策を徹底しているだろうし、マスク着用や手洗いや消毒などの基本動作を守っているだろう」と、コロナ収束後の旅行に想いを馳せているのだそう。

そのため、アフターコロナの際に、日本の観光地に中国人を呼び戻すときのアピール内容としては「徹底した新型コロナウイルス対策」が必要だと言えるでしょう。具体的には「3密回避」と「衛生管理」が重要なカギとなります。コロナ収束後も、旅館や観光地などでは、引き続き感染症対策を徹底することが大事だと言えるでしょう。

現在でも、感染症対策を徹底しているホテルや旅館であれば、客室稼働率が高水準となっているそうです。そのため、コロナ収束後でも、引き続き、3密回避や感染症対策の取り組みを徹底した対策が、中国からの集客に繋がると考えます。

「日本では普段からマナーを守り、清潔を保持して対策をしている」ことをアピールすることによって、中国人へ「安心」を提供することが、アフターコロナの観光を復活させるカギになるのではないでしょうか?

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執筆:BILLIKEN

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