【コラム】購入型から体験型へ!変化する中国人の嗜好を射止めるのは「PR動画」

中国人観光客と聞くと「爆買い」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?少し前までは中国人の旅行というと買い物がメインというイメージがありましたが、近年、この傾向が変わりつつあります。

この記事では、中国滞在経験のあるライターBILLIKENが、昨今の中国人の消費動向について考察します。

消費傾向がモノからコトへ

ここ数年間で中国人の価値観は急速に変わっきました。以前は「皆と同じ物が欲しい」「有名人と同じ物が欲しい」心理が購買の原動力となっていました。現在でも、こうした傾向が完全に失われた訳ではありませんが、少しずつ量産型から個人型へ好みが変化してきました。

欲しい物のポイントが、「皆が持っている物」から「私の好きな物」へと移り、商品よりも体験を重視する「コト消費」への興味が増加しています。そして、その傾向はインバウンドにも反映されています。

知り合いの中国人に、日本に行ったら何をしたいのか聞いてみると、実に十人十色の答えが返ってきます。「宝塚が好きだから舞台を観てみたい」「調理器具を売る仕事をしているから燕三条で工場見学をしてみたい」「ロリータファッションが好きだから原宿のショップへ行きたい」「本格的な碁盤が欲しい」など、実にさまざまな体験を求めていることがわかります。そこに共通しているのが、それぞれが自分の興味を満たすための旅行がしたいと思っている事でしょう。

マニアックな需要が消費を支える

中国人をはじめ、インバウンドのこうした傾向は、日本の地方都市にとっては大きなチャンスです。自分たちの地域の強みを上手にPRすることが出来れば、誰かが必ず興味を持つ可能性が高いのです。そのために、まず何をしたらよいのでしょうか?それは、効果的なPR動画を作るのが一番の近道です。その地域に詳しい人や、それらに情熱を持っている人が、作成した”マニアック”なPR動画こそが、中国をはじめとしたマニア層の心を掴み、消費を後押しすることでしょう。

例えば、知り合いの中国人は、「納豆は健康食品だし興味があるのだけどハードルが高い。美味しい食べ方を動画で紹介してほしい」と話していました。日本人にとっては当たり前すぎて気づかない出来事も、観光や商品のPRにつながる可能性を十分に秘めているのです。

効果的なPR方法は中の人が作るPR動画

では、どういったツールを使うのが効果的なのでしょうか?それぞれの動画サイトによって視聴層が変わってくるので、自分たちのターゲットと合っているのかをリサーチするのも大切です。

語学力や予算をかけずに、手っ取り早く始めたい場合は、視覚的で言語が不要なTIKTOKのようなショート動画のアプリがおすすめです。また、ある程度予算が取れて、中国語の協力者が得られる場合は、YOUKUやbilibili動画などの動画際に、少し長めで内容の濃い動画をアップするのもおすすめです。

PRを考えている場合は、まず自分たちが誇りに思っている地域の特性や商品は何なのか?何にこだわっているのか?という事を明確にすることが重要です。そして、一番重要なのが、それらに一番近い人たちが、自らPRする事でしょう。新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、近年は個人が作ったマニアックな動画が多くの人に視聴されています。今、こうした時期に効果的なPRする事こそが、インバウンドの明日につながる鍵になることでしょう。

中国進出無料相談受付中。お気軽にご連絡下さい

執筆:BILLIKEN

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