【コラム】先を見据えた戦略作りがインバウンド消費復活のカギ!

2020年の中国人の世界全体への海外旅行者は新型コロナウイルスの影響で、前年の約10%の1800万人ほどでした。日本もその影響を大きく受け、2月の春節以降、中国人観光客は激減し100万人程度と、インバウンドの中でも大きな割合を占めていたため観光業界は大きな打撃を受けました。

この記事では、中国滞在経験のあるライターBILLIKENが、これからのインバウンド戦略について考察しています。

冷え込むインバウンド消費

日本における2019年までの中国人観光客は、2017年が約730万人、2018年には約830万人、2019年には約970万人と安定し、2020年には1000万人を突破すると予想されていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、観光客の数は激減。また、2020年の東京五輪が延期され、インバウンドは冷え切っている状況です。2021年は、こうした状況を盛り返すための重要な時期と位置づけされていますが、実際はどうなのでしょうか?

年が明け、2021年になりましたが、日本国内では未だ感染者が増え続け、厳しい状況になっています。また、世界中でも感染状況は収まる気配がなく、2021年も試練を迎えている状況です。

先を見据えてアクションを

2021年のインバウンドについては、新型コロナウイルスが終息する時期に影響されることでしょう。長期化する場合は、再び東京五輪の開催が危ぶまれています。最近では、イギリスやアメリカでワクチンが開発されており、日本や中国でも導入される可能性が高いと言われています。

また、長期的にインバウンドが回復することを予測し、2025年の大阪万博開催を見据え、日本のホテル大手・星野リゾートがインバウンドの拠点になるよう新今宮に巨大なホテルを建設中です。

コロナ禍でも戦略を練って待つ

また、東京や大阪などの大都市では、今からインバウンドや中国人観光客に向けた戦略を考えているところも多いようです。コロナが終息した場合に、海外からの小規模なツアーを受け入れることを検討する企業や自治体もありますが、いずれも長期的なビジョンが必要になるでしょう。

いずれにしても、中国人をはじめとする観光客を、安心して迎え入れるように対策をすることが第一でしょう。現在もまだ終わりが見えないコロナ禍ですが、インバウンド戦略については、早めに考えて先手を打つことが、復活のカギになるのではないでしょうか?

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執筆:BILLIKEN

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