【コラム】男女逆転?中国に「おひとり様」が増え続ける背景とは?

目覚ましい経済発展を遂げている中国ですが、現在、日本と同様に女性の晩婚化が進んでいることを知っていますか?

この記事では、中国滞在経験のあるライターBILLIKENが、中国の深刻な晩婚化問題について考察します。

非婚化…少子化…中国の悩みは尽きない

中国は人口も多く、恋愛や結婚相手の不足とは一見無縁のように感じることでしょう。しかし、実情はそう甘くありません。今、中国では、女性の社会進出が進み、男性に頼らなくても自立できると言う社会形成が確立しつつあるのです。そのため、日本同様、経済発展の末に晩婚化、そして少子化に拍車がかかっているのです。そして今後も、中国経済が衰退して行く中においても、晩婚化が進むのではないかと予想がされています。

一昔前に比べれば、今の中国は、恋愛こそオープンになっています。しかし、今後は男女双方に求める要求が高くなり、そのことが結婚率しいては少子化に繋がるのではないかと懸念されています。

パワーとお金を持つ「おひとり様」

日本では、一時、30歳代を越えてもなお未婚の女性のことを「負け犬」「おひとり様」と皮肉っていた時代がありました。中国にも同様の表現があり、結婚できない女性を指す「剰女(ションニュイ)」という言葉があります。剰女の定義は、30歳過ぎで高学歴、高収入、容姿もまあまあの独身の女性を指し示しています。この言葉が出現した背景には、女性が社会進出によってパワーを持ったことが大きく関係しています。もはや男性を頼らなくても生活できる女性が着実に増えてきており、中国の公務員の男性ですら、女性から相手にされず、なかなか結婚もできないほど、力関係が変わってきたのです。

中国での社会発展が加速した結果、中国の女性のパワーも大きくなり、結婚に依存する女性が少なくなり、結婚率が低下してしまったと考えられます。今現在の中国では、女性と男性の立場が逆転。近年は、逆玉の輿を狙って、財力と権力のある女性を求める若い男性も多いのだとか。

少子化に拍車がかかる中国の現状は、実は日本よりも深刻かも知れません。今後の中国の結婚事情も、時代の情勢と共に大きく変化することでしょう。今後の中国の結婚事情も、引き続きチェックしてみると面白いかもしれません。

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執筆:BILLIKEN

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