日本の大学には、数多くの中国人留学生がいます。なかでも理系は優秀な学生が多く、日本の技術やカルチャーを中国に持ち帰り、さらに進化をさせているのだとか。その代表的な事例が、ゲームでしょう。
この記事では、中国滞在経験のあるライター・BILLIKENが、中国のゲーム市場のこれからについて解説します。
中国のゲーム市場がアツい!
近年、スマホアプリのゲーム市場を中国の企業が席巻していることを知っていますか?世界のスマホアプリゲーム売上の上位を見てみると、中国企業のゲームがいかに多いかが分かります。とある調査会社の調べによると、2021年9月期のゲーム売上世界一は中国・上海のゲーム企業「miHoYo」の作品でした。
このゲームの売上の31.6%は中国からですが、日本は21%と、国境を越えて人気であることが分かります。また、スマホゲーム業界では、中国市場と日本市場どちらもターゲットにしてゲーム開発していくことがすでに常識になっているのだそう。その証拠に、日本のゲームのランキングにも、中国のゲームが数多くランクインしています。
さまざまな規制が強まる中国
中国は、近年、さまざまな規制を強化していますが、ゲームの勢いはそれを上回るスピードで伸びています。これは、それだけニーズを抱えているということであり、市場の流れを規制などで止めるのは非常に損だと言われています。
中国の規制の波は、じわじわを社会に浸透しています。しかし、中国で伸び行くゲームの市場は、規制の網を潜り抜け、世界を席巻しているのも事実です。中国のゲーム市場は、海外のゲームをプレイしてきた世代がゲームを作る側になり、中国の産業のひとつとして発展しています。この調子で日中のゲーム市場が成長を続ければ、2022年の中国と日本の経済に明るい光が指すかもしれません。
執筆:BILLIKEN
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