【コラム】介護ロボット市場への参入はターゲット次第!?

中国の2021年度のGRP(域内総生産)成長率のランキングが発表されました。これにより、中国の経済成長の状況の変化がより明確化したと言っても過言ではありません。

この記事では、中国滞在経験のあるライターBILLIKENが、GRP成長率の推移と共に、今後の介護・医療問題について考察しています。

GRP成長率から見る今の中国

経済発展が著しい中国ですが、東海岸の地域においては都市開発や企業の工場立地が盛んである一方、内陸部ではやや開発が遅れているような状況です。

『2022年のGRP成長率目標について、中国全体としては5.5%前後としている(2022年3月8日記事参照)。上海市の目標は5.5%と全国と同レベル、華東地域の各省では、江蘇省が5.5%以上、浙江省が6%前後、安徽省が7%と、中国全体の目標を上回る成長率目標を掲げている(2022年2月10日記事参照)。』(JETRO公式サイト引用)

出典:https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/03/eba63ac9d31b2297.html

これまでの経済中心都市であった上海の成長が緩やかになる一方、再開発、新開発の都市が待望されているのもまた事実です。

かつて、内陸部からの労働者が上海に集中していましたが、労働人口はより東の海岸都市へと流入を続けています。これは介護市場においても同様で、かつては香港・上海・北京が先進的である印象でしたが、現在では香港より海岸北部の領域なども注目されているようです。

都市により複雑化する介護&医療問題

労働者の集まる地域に高齢者がどれほど住んでいるかは、労働人口の家族層にもよります。内陸部や上海などから家族総出で働きに来た労働者家族の介護の問題は、田舎暮らしよりもより切迫した状況にあるでしょう。

これまでの上海などの経済都市の環境からすれば、GRP成長率に伴って、労働者は仕事を手にしていました。しかし、かつて不動産バブルで建設に沸いた上海では、出稼ぎ労働者を中心に失業者が増加し、介護どころでは無いのが現状のようです。中国全体の成長率は未だ地域で大きなバラつきがあり、都市の内部の区域においても、介護産業の需要のレベルも大きく変わってきます。

これからは上海・北京などの大都市だけでなく、中国地方にかけて介護問題が現れてくることでしょう。格差があるからこそ、問題が複雑化しやすいのが介護産業の特徴です。少子高齢化を迎えた中国では、経済成長に伴い複雑化する介護や医療問題について、いくつものハードルがあることでしょう。複雑化した中国の介護や医療の市場は、外国企業がただ参入するだけでは一筋縄ではいきません。企業として出来ることは、まずGRP成長率を読み解きながら、複雑に絡み合った問題を解決に導くことが重要に成るのではないでしょうか?

中国進出無料相談受付中。お気軽にご連絡下さい

執筆:BILLIKEN

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次