【コラム】注目を集める日本の介護ロボット事情

世界における介護ロボット市場規模は、未だ20億円規模程度とされています。そんな中で注目されているのが、これから少子高齢化が深刻化するであろう中国の存在です。

この記事では、中国滞在経験のあるライターBILLIKENが、これからの介護ロボット市場について考察します。

円安は市場の追い風になるか?

昨今の日本はかつてない円安となり、輸出のチャンスだと言えます。日本の介護ロボット市場は、2035年には日本国内でも4000億円規模になると見込まれている市場として期待されています。そのため、今後は介護ロボットの開発が進むことでしょう。最先端の介護ロボットでは、介護アシストをはじめ、ベッドから車椅子に変形する介護ベッド、ベッドから介護者を持ち上げ椅子に座らせることができる商品など、さまざまなロボットや商品が開発されています。

また、高齢者の方と一緒に運動や活動を共にするロボットなど、介護士不足を解消する開発や研究もされており、その伸びしろはまだまだあるようです。

介護ロボットの輸出への期待

円安が進む昨今、話題に上がるのが介護ロボットの輸出です。日本は円安のため、今が海外と取引をする絶好のチャンスといえるでしょう。すでに日本の電化製品などは質が良いと海外でも注目されており、海外は日本の介護ロボットにも熱視線を送っています。現在は、ドイツ、イタリア、中国といった国は、日本と同様に人口問題を抱えており、介護ロボットのニーズが高まっています。すでに日本製の介護ロボットの輸出が始まっており、パナソニックでは、デンマークの老人ホームに400台ものロボットを納入したそうです。

また、輸出は中国に向けても行われています。日本の商品が中国の介護ロボット市場で優位に立つためには、日本ならではの高品質な商品を作らなければいけません。また、介護に寄り添った機能性など「さすが日本の製品」といわれるようなギミックも求められるでしょう。中国は日本の介護ロボットに大きな期待を寄せています。だからこそ、日本メーカー独自の強みがなければ、大きな市場を築くことができないでしょう。今後も、日本製は素晴らしいと言われるような高品質で高機能のロボットを開発することが日本の使命といえるでしょう。

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執筆:BILLIKEN

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