【コラム】中国ビジネスに訴訟はつきもの?

中国と日本は、ビジネスにおいて密接な関係にあります。しかし、その裏側には、文化の違いから発展したいくつかのリスクも存在します。

この記事では、中国滞在経験のあるライター・BILLIKENが、中国と日本の関係と訴訟の背景について解説します。

日本の経済は中国にあり

日本経済の発展は、中国なしには語れません。日本は物を製造し、海外に輸出することで多くの利益をあげ、高度成長期を築きあげてきました。しかし、日本国土内だけでは資源も土地も限りがあります。そのため、まず近くて資源も国土もある中国へ進出してきました。しかし、こうした中国進出は中国という国を豊かにし、日本という国の発展を妨げる結果になりました。しかし、日本の価値観、基準が中国ではなかなか通用しないということも。それらが訴訟に発展し、ダメージを受けた企業は少なくありません。

有名な例としては、無印良品のブランドが、中国で無断使用されている例があります。無印良品は、誰もが知っている日本の店ですが、勝手に名前を使用しただけでなく、中国の店だという主張までされ、訴訟に発展しました。「起源は中国である」という言いがかりや、利益の横取り、権利の無断使用などのトラブルといった訴訟は、中国の裕福層の増加に伴い増えてきています。また、都合の悪い事は起源説を認めないのも中国です。しかし、ここ数年、こうした中国を巡る訴訟は、日本に対してだけでなく、各国に向けて増えているようです。

中国VS世界は起こりうるのか?

各国でコロナを隠蔽する中国政府に対する訴訟が注目されています。こうした訴訟を起こす国や組織の目的はお金ではありません。最終的な意図としては、各地で訴訟を起こすということが重要となっています。しかしながら、訴訟には費用がかかります。また、大企業でない限り、訴訟で勝つこともできないのが現実です。

日本でも、さまざまなことで中国に対する訴訟を準備している団体はありますが、公判を維持する費用が問題になっています。そのため、表沙汰になっていない訴訟問題というのはたくさんあります。人件費を安くし、薄利多売の商売をするためには、中国という土地は夢の新天地でもありました。しかし、日本の技術、アイデアを中国側に取られてしまい、訴訟が起こりうるデメリットもあるということを忘れてはいけません。中国ビジネスは、成功すれば大きいかもしれませんが、訴訟による大きなリスクもあります。中国と日本では、なかなか価値観や道徳観が一致しないこともあるでしょう。さまざまな観点から、中国とのビジネスを考えることをおすすめします。

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執筆:BILLIKEN

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