【コラム】共産国家は赤ちゃんを大事にする

中国と日本は地図上では隣にあると言ってもいいぐらい近い国。しかし文化は大きく違います。中国滞在経験のあるライターのBILLIKENが、弱者に優しい中国社会についてお伝えしていきます。

中国の北京で生活していたことがあります。ここで息子を妊娠し、出産したのですが、妊娠中や出産後は日本とは違うあり方に驚くことがたくさんありました。
ここでは、日本人にも学んで欲しい中国人の特徴を紹介していきたいと思います。

【妊婦さんと子連れの親を大切にする】


日本では妊婦さんに対して電車などで席を譲ることやベビーカーを電車に乗せることなどに様々な問題が指摘されますが、中国ではこのような問題はありません。少なくとも私たちが生活していた北京では、私が妊娠した時は電車やバスでもほぼ100%席を譲ってもらいました。バスには運転手以外にもう1人の係員が乗車しており、もしもバスが満席の場合はその係員が大学生など、元気そうな人に指示し、その人がその妊婦さんのために席を開けるという感じでした。日本ならば「その人にも座る権利がある」「その人だってもしかしたら風邪をひいているかもしれない」などと言われそうですが、とにかく妊婦さんのためには席を開けるというのが当たり前のようです。また、係員が指示をしなかったとしても妊婦さんが乗車してくると、誰かが席を譲ってくれます。

【子連れの親にも席を譲る】

子供を連れて電車やバスに乗った時も、ほぼ100%席を譲ってもらいます。特に子供を抱っこしていたりすると、電車に乗ったら不安定ですよね。また、子供に席を譲る人もたくさんいます。たとえ自分でつかまっていられるような子供であったとしても、小学生位の子供には誰かが席を譲る文化があります。日本のように、「通勤ラッシュの時間帯にベビーカーで電車に乗るなんてありえない」などといった問題はありません。さらに、地下鉄に乗るときには手荷物検査を受け、金属探知機をくぐらなければいけないのですが、妊娠をしていたり子供がいたりすると金属探知機をくぐらなくても良いと言われることがあります。金属探知機は赤ちゃんに影響は無いのですが、やはり妊婦さんや子供に配慮しての事だろうと思います。

【妊婦さんや子連れは優先されることが多い】

例えば電車の切符を買うときなど、長い列に並んでいるときであっても、妊婦さんや子連れは優遇されることがあります。妊婦さんや子ども連れ、障害者や軍人のために設けられた窓口があり、その窓口でさっさと手続きを終えることも可能です。また、観光地などに行った場合、入場するときに並んでいてもベビーカーなどで子供を連れていると係員に呼ばれ、優先的な入り口から入れてもらえることもあります。「子供を連れてそんなところに並ばなくても良い」と言われることもあり、むしろ日本では考えられないほどを優先されます。

日本では妊婦さんや子連れの親に対して冷たい目線が向けられるようですが、中国の北京ではそのような事は一切ありませんでした。
確かに「共産国家は赤ちゃんを大事にするから」などと一言で言ってしまえばそれまでなのですが、日本ももう少し妊婦さんや子連れの親を大切にしても良いのではないかと思います。少子化で悩むならば、子供を育てやすい環境にすることも大切なのではないでしょうか。

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執筆:BILLIKEN

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