中国の映画やドラマの制作費は、日本とは比べ物にならないと言われています。壮大なスケールで作り上げる中国の映像作品の数々。
この記事では、中国在住経験のあるライターBILLIKENが中国の映画&ドラマ事情に関してレポートします。
日本とは桁が違う制作費
まず、日本で一番お金がかかっていると言われているのが、NHKの大河ドラマです。資料によると、1つの作品につき、約8000万円ほどなのだそう。民放のドラマであれば、それよりもさらに少ないのだそう。
一方、中国では、特に壮大な歴史を描いたドラマなどは、ハリウッド映画並みの莫大な制作費を投入して作るものが多いそうです。なかでも、唐の時代を舞台にしたドラマ「長安二十四時」というドラマの製作費はなんと150億円!唐の都・長安を狙う爆破テロとの24時間の攻防を扱った中国版「24‐TWENTY FOUR‐」と言われているビックスペクタクル作品で、中国ドラマ史上最高額の制作費を投じて作られました。
他にも、2019年に中国で放送された「大明皇妃-Empress of the Ming-」の製作費は100億円。まるで芸術作品を見ているかのような豪華絢爛な衣装が話題になりました。
中国ドラマは見所満載!
中国ドラマの特徴としては、現在においても大河ドラマのような「歴史もの」が多いことが挙げられるでしょう。テレビでは、毎日のように唐の時代や三国時代を舞台にしたドラマが放映されており、軒並み高い視聴率を叩き出しています。このように、中国の歴史ドラマは国民に欠かせない娯楽であることから、制作の段階から膨大な予算が投じられている傾向にあります。
莫大な予算を投じて作られた中国の歴史ドラマは、現在では海外でも放映され、注目を集めてます。ぜひ、中国の歴史ドラマを視聴する際には、その裏側にある制作費などにも目を向けて見てくださいね。
執筆:BILLIKEN
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