【コラム】ビジネスの突破口になる新分野の複合的な戦略とは?

中国の状況は、新型コロナウイルスの蔓延から現在にいたるまで、大きく変化しました。

この記事では、目まぐるしく変化している中国市場の中においての今後のビジネスについて、中国滞在経験のあるライターBILLIKENが考察します。

中国の経済情勢は今後どうなっていくのか?

新型コロナウイルスによる影響で、中国のGDPは大きく下降。2020年第1四半期の実質GDP 成長は、前年同期比4.8%と、これまでのような回復は未だ見込めない状況にあります。その理由のひとつが、新型コロナウイルスのゼロ政策です。この政策により、国内外の経済が滞り、結果として中国経済の成長を妨げる原因のひとつになっています。従って、新型コロナウイルスが収束しない限り、中国の経済成長はなかなか見込めないというのが現状でしょう。これまで世界経済を牽引していた中国という形が大きく崩れ、中国市場に対するビジネスへの期待も、今のところ難しい状態であるといえます。社会情勢が緊迫している中で、世界の中国に対する考え方も変化しつつあります。しかし、こうした状況のなかで、日本の技術力こそが、中国の社会問題とニーズに合致し、評価されるのではないでしょうか?同時に、これは大きなビジネスチャンスであると言えるでしょう。

新型コロナウイルスと少子高齢化の影響によって、中国での介護ロボットの需要は、今まで以上に高まるのではないかと予想されます。理由は、介護は基本的に接触を必要とする作業であるため、新型コロナウイルスによる制限が長期化すると、介護自体が難しくなる状況になります。その点、介護ロボットの運用は、新型コロナウイルスなどの感染症対策の一つとして、非常に有効な手段だと考えられます。これから、状況がどう変化するかによって、中国でのビジネス手段も変化することでしょう。しかし、状況を把握しつつ、うまく需要の波に乗れば、中国の介護ロボット市場に日本が大きく参入できるチャンスも巡ってくるかもしれません。

分野を超えた参入が突破のカギ!

また、もう一つ忘れてはならないのが、介護ロボット以外の技術の発達です。IoT技術、AI など、コンピューター関連の分野においても競争が高まっています。なかでも、特に注目したいのが、メタバース市場です。バーチャルに拡張された仮想空間では、さまざまなことが可能になります。例えば、仮想空間の中で身体を動かさずとも色々なところに行けるため、普段とは違う体験ができるでしょう。メタバース市場は、2030年までには2240億ドルに達すると予測されています。なかでも、人口の多い中国市場には、大きなビジネスチャンスがあると考えられます。こちらの分野も、介護ロボットと同時に、ビジネス参入すると、より大きな発展が期待できることでしょう。

こうした新しい分野の技術と介護ロボットを融合させることによって、日本にしかできない新たなビジネスの道が拓きます。しかし、中国は著作権など、権利に関する審査方法などが独特であるため、中国市場に参入するハードルは、他の国と比べて高いと言えます。これからは、中国で介護ロボット業界に参入しつつ、技術の権利等をどのように守るかが、非常に重要なポイントになっていくでしょう。

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執筆:BILLIKEN

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